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今の自分は幸せですか?小中高校生に聞いてみた結果~2025とうきょうこどもアンケートより~

2025年12月9日

今の自分は幸せですか?小中高校生に聞いてみた結果~2025とうきょうこどもアンケートより~

東京都が2023年から毎年実施している「とうきょう こどもアンケート」では、小中高校生に「今の自分は幸せですか?」という質問をしています。この「幸福度」にはある2つの要素が強く関連していました。その2つの要素を紹介します。


今の自分は幸せですか?

「とうきょう こどもアンケート」という東京都が10500世帯の小中高校生を対象に毎年行っているアンケートがあります。このアンケートには「今の自分は幸せか?」を0~10の11段階で答える質問があります。

幸福度は微増

調査を始めた2023年から「自分は幸せだ」という設問に対しする回答の平均点(10点が最高得点)は、7.82点→7.89点→7・92点とわずかずつですが、高くなっているようです。もう少し詳しく見てみましょう。

※以降、各設問に対する回答が0~3点を「低い・良好ではない」8~10点を「高い・良好」と表現します。

家族との関係が良い方が幸福度も高い

「家族と一緒に心地よい時間を過ごしている」という設問があります。これに「あてはまる」と回答した子どものうち77.4%が高い幸福度を示していましたが、「あてはまらない」子どもで幸福度が高い割合は17.5%にとどまりました。家族との関係と子どもの幸福度はわかりやすく関係しています。
ちなみに、この設問は「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」の合計で全体の96%を占めていますので、ほとんどの子どもにとって家庭は居心地の良い場所になっているようです。

学校の居心地が良い方が幸福度も高い

学校の居心地も幸福度と連動しています。

「学校は自分にとって居心地がよい」という設問があります。これに「あてはまる」と回答した子どものうち86.7%は幸福ですが、「あてはまらない」と回答した子どもは23.3%しか幸福だとは答えていません。
参考に、学校に居心地の良さについては「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」の合計は全体の85%程度なので、家庭よりはやや居心地が悪いと感じる割合が高いようです・・・。

学校・家庭、両方じゃなくてもいい

学校も家庭も居心地が良い方が幸福だと感じる割合が高いということがわかるデータでした。しかし、見方を変えると、学校の居心地が悪くても幸福な子はいるし、家族との関係が悪くても幸福な子もいる、とも見えます。どこか1つでも居心地の良い場所があれば、子どもは幸せでいられるのかもしれません。(ここでは詳しく触れませんが、「地域の人との関係」「友達との関係」なども幸福度と相関がみられました。)

不登校の子どもにとっての防波堤

不登校の子どもにとっては「学校」が不安な状況なので、家庭やその他の場所が防波堤ということになります。「行け行け」と言わず、見守ることが大事・・・と言われる理由がこんなところからも感じられますね。

行政の取り組み

ちなみに、このアンケートは東京都の施策検討に活かされているので、「家庭」も「学校」も居場所になっていない子どものための

・学校の居心地を改善する

・家庭や学校以外の居場所づくり

などの施策につながっています。

私たちの思い

どれほどお子さんの事を大切に思っていても、お仕事もある中で時間的にできることに限りのあるご家庭もあることと思います。学校の先生も個別対応には限界があることでしょう。私たちのようなフリースクールはまさに、こうした保護者様や先生のお力になりたい!と思っています。

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