ホームkeyboard_arrow_right記事一覧keyboard_arrow_right

【ギスギス期】 不登校中、学校からの「安否確認」がつらい 

2025年10月22日

【ギスギス期】 不登校中、学校からの「安否確認」がつらい 

欠席連絡がつらい

不登校保護者がつらい事の1つとして「毎日の欠席連絡」はよく話題にあがります。私も、毎朝、学校に電話をすると、電話に出た先生の声色から「またですか?」と言われているような勝手な妄想に苦しんだものでした。

しかし、教育DXの推進の影響もあり、欠席連絡をデジタル化した学校は45%(2024年12月デジタル庁調べ)と、欠席連絡のハードルは少しずつ下がっているようです。連絡する時間帯や相手の反応などが気にならないメールやアプリの活用は、今後も広がって欲しいですね。

「子どもと直接会いたい」

一方で、欠席が続くと「子どもと直接会いたい」という先生からの連絡はなかなか逃れられません。学校に行くこと自体が難しい事を伝えると、家庭訪問をするとまで提案をいただきました。

「保護者が仕事で不在なので」とお断りすると、「お子さんだけで大丈夫」とのこと。いくら同性の学校の先生であっても、保護者がいないところで大人と二人で会わせるのは抵抗があり、難色を示すと・・・ついにあの言葉が。

「安否確認が必要なので」

「月に1度は安否確認をしないといけないことになっているので、何とか直接会えませんか?」・・・初めてこの言葉を聞いた時は、驚くやら情けないやらで何とも言えない気持ちになりました。

「安否確認」・・・私が子どもを虐待しているとでも言わんばかりのこの言葉の選び方に驚いて、担任の先生に対する不信感でいっぱいになってしまったのですが、ネットで調べてみると出てくる出てくる、「安否確認がつらい」という言葉。どうやらこれは先生個人の問題ではないようです。

安否確認が推奨されるワケ

学校教育法施行令第19条や2015年に文科省から出された生徒の安全確保に関する通知、(連続して欠席し連絡が取れない児童生徒や学校外の集団との関わりの中で被害に遭うおそれがある児童生徒の安全の確保に向けた取組について(通知))に関連する記載がありました。通知は2015年に川崎市の中1の少年が不良グループの少年に河川敷で殺害された事件を機に出されたものです。事件前、少年は学校に来なくなっていました。

この通知では「連続して欠席し連絡が取れない児童生徒等」に対して「担任や養護教諭等は、原則として対面で児童生徒本人と会い、状況を確認する必要がある」ことが明記されています。危惧される状況の例として「家出や行方不明」「集団的不良交友関係」「完全に自室に閉じこもり両親も十分に状況を把握できない場合や自傷行為の危険性がある場合などが想定される」などの言葉も並んでいます。

確かに欠席が続いていて、子どもの姿が確認できない場合に考えられるリスクです。

虐待・非行などの兆候を感知するという機能を学校が担っていてその使命を全うするために先生方が、懸命に連絡をしてくださっている。それなのに、その連絡が不登校の親子を苦しめてしまう。何という悲しいすれ違いでしょう。

この問題について、学校の先生や教育委員会の方と意見交換をした事があるのですが、やはり「安否確認」という言葉をそのまま保護者(=私)に伝えてしまったのは、先生の経験不足・配慮不足の感があるようです。とはいえ、学校には確かにその義務があるということでした。

小中学生がフリースクールで活動した記録を提出することで、学校の出席として認められる事例はかなり一般的になってきました。教育委員会の方によると、「安否確認」もフリースクール等で代替するといった柔軟な対応はできるようです。負担になるようでしたら学校・教育委員会に相談することで解決するかもしれませんね。

記事一覧に戻る