2025年11月26日
【ギスギス期】「うちの子不登校」と伝えた時の周囲の反応は?
子どもが不登校であることを伝えた際の周囲の反応は様々ですが、時々、親として困ったり傷つく反応もあります。そんな時、どのようにとらえ、行動すれば良いのでしょうか?
うちの子、今、学校に行ってなくて・・・
子どもが不登校状態にあることは、言わなくて済む場面なら言わずに済ませてしまいますが、たまに「うちの子、今、学校に行っていないの」と言わないとならない場面がありますよね?
会社の同僚から世間話で学校の様子を聞かれた時とか、久々に会ったママ友・パパ友と学校に関する会話がかみ合わなくて不思議そうにされてしまった時とか・・・。
今日はそんな時のママ友・パパ友・その他友人の反応について実際の経験をもとに分類してみました。
困る反応2パターン
その1 根ほり葉ほり聞く
「勉強はどうしてるの?」「原因は?いじめ?」「え?じゃあ、親が仕事に出ている間は家に一人でいるの?」などがよくある質問です。
・・・心配して聞いてくれているのでしょうが、質問に答えては驚かれる、ということを繰り返しているうちに、責められているような気持ちになったり、「やっぱり、普通じゃないんだな。」と落ち込んだりしてしまいます。
その2 反省を促してくる
「もっと一緒にいないとね。」「ウチなら無理やり行かせるけど?優しすぎちゃうのかな?」こんな風に、アドバイスを受けることもあります。
「親が仕事をしているのがいけなかったのかな。」「もっと厳しく(or優しく)した方がいいのかな。」「悩んでいることに気づけていなかったのかな。」・・・不登校の子を持つ保護者は既に十分、自分を責めています。このようなアドバイスを受けると、まだまだ反省が足りないと言われているような気持ちになることもあり、正直、もう仲良くできないですね・・・。
よくある自然な反応2パターン
その1 よくあること、と肯定
「最近、増えてるもんね。」「知り合いも・・・」こんな風に、不登校は珍しい事ではない、と自然体で受け止めてくれる人も増えてきました。
その2 とりあえず沈黙
「あ、そうなんだ・・・(沈黙)」「そっかそっか・・・(沈黙)」
多分、「・・・」の後に何か気の利いた事を言おうとして思いつかなかったのかな?なんて思ってしまいますが、逆の立場なら私もそうなる、という反応で理解できます。ここでグサッとくる一言を付け加えられるくらいなら、沈黙で止めていただいた方がありがたいものです。
筆者が経験した神対応
その1 共感しつつ支援
娘が親しくしているSちゃんのママに話した時のことです。私には「お腹痛いの、辛いですね」と共感を示しつつ、裏ではお子さんがウチの娘を遊びに誘ってくれるよう促してくれました。共感しつつ、こっそり支援をしてくれるという、まさに神対応でした。
その2 ナナメ上を行く視点の提供「学校って?」
会社の同僚から「お嬢さん、早いですね。もう気づきましたか。学校行かなくて困るのって部活できないのと、恋愛できないことくらいじゃないですか?笑。」と言われました。
当時の私はそこまで割り切れていなかったので意表をつかれましたが、凝り固まった考えが良い意味で崩れるきっかけになりました。
他の方の経験でも「学校に行かなくてもね・・・意外と何とかなるもんだよ」という医師の言葉で救われたというお話しがありました。「学校に行かない=人生につまずいた」という気持ちの時にはこんな言葉にハッとさせられます。
その3 カミングアウト
不登校について話をすると「実は私も」とか「ウチの子も」とカミングアウトを受けることがあります。アドバイスが辛く感じるという話題を出したばかりですが、経験者からのアドバイスは別です。
同じ悩みを分かち合うことができたり、今は元気になっているお子さんまたはご本人の様子がわかると勇気づけられます。
さて、こんな風に偉そうに不登校を打ち明けた際の反応について講評をしてしまいましたが・・・私も良い対応ができているわけではありません。
初対面の方に「ウチも不登校なのでわかるんですが」と先輩ヅラをして不快そうにされるという失敗をしたこともありました・・・。カミングアウトは勇気づけられると言いましたが、相手との関係性次第ということですね。
そういう意味では他の事例の数々も、相手によっては傷ついたり、勇気づけられたり、受け止め方が違ってくることもあるのでしょう。
困った反応をする人とは離れて!
「子どもが学校に行っていない」・・・相手がどんな反応をするかわからない事実を伝えた時に、我々保護者はこんな風にその反応に傷ついたり勇気づけられたりします。まずは保護者自身がこの時の気持ちを言葉にし、自分にとって「困った反応(害になる)」なのか、「勇気づけられる反応(益になる)」なのかを見極めることが大事だと思います。
不登校の子どもは、親の言動が本当に「子どものため」を思ってのものか「世間体」を気にしてのものかを敏感にかぎ分けます。そして、「自分のせいで」と自分を責めたり、「世間体の方が大事なのか」と悲しんだりするものです。
困った反応をする人と接してしまうと、どうしても保護者に「世間体」を気にする気持ちが生まれてしまいます。この気持ちが子どもに伝播して傷つけることを避けるためにも、私たち保護者は良いコンディションでいたいものです。
「誰とでも仲良く」などという道徳心はこの際捨てて、困った反応をする人とは距離を置くことをお勧めしたいと思います。
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