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【ほのぼの期】不登校生でも通いやすい!昼間の塾の探し方

2026/6/22

【ほのぼの期】不登校生でも通いやすい!昼間の塾の探し方

不登校の勉強の遅れはどう乗り越える?元学習塾長&不登校ママが「昼間の学習塾」を勧める理由

私には学習塾の教室長として中学受験の算数を指導してきた経験と、小4から中3まで不登校のまま過ごした娘の母としての経験があります。

「教育サービスを提供する側」と、不登校の子を持つ保護者として「サービスを求める側」両方の立場を経験した立場から、学校に行きづらい子どもにとってどのような学習環境を提供すれば良いのかを考え、整理してみました。(筆者の自己紹介はこちらから→不登校母、通信制高校・フリースクールの立ち上げに立候補しました!

学校以外の場で小中学生が勉強の遅れを無くす方法としては、通信教育・塾通い・家庭教師・フリースクールなど様々な方法が考えられます。私自身も実際に様々な方法を試してみたり、同じ状況の親たちと話してみましたが、その結果、「昼間に通える塾」が有力な選択肢になるのではないかと考えるようになりました。

なぜ、「昼間に通える塾」が不登校の小中学生に必要なのか?どんな子に向いているのか?そして、そのようなサービスを探すにはどうすればいいのか?をこのコラムで紹介していきます。

不登校の小中学生に「昼間の学習塾」が必要な3つの理由

理由1:「学校のペース」が合わないだけで、本当は勉強がしたい

本来、子どもは新しい事を学ぶことが嫌いではありません。学校に行けなくなった子どもは「勉強が嫌い」と口にすることもありますが、実は「学校で皆と同じペースで勉強をすること」が嫌いなだけだったりします。
これまでたくさんの子どもに勉強を教えてきましたが、どんなに勉強が苦手な子どもでも、問題が解けたりわかったと感じた瞬間は最高にいい顔を見せてくれます。

また、本当に勉強が苦手であったとしても、勉強をしないまま過ごすことには不安を感じています。本当はきっかけや良い方法があれば勉強を始めたいと思っているものです。

理由2:一人では続けられないから、励まし合える先生や仲間が欲しい

しかし、一人で計画を立てて勉強するなどということはなかなかできることではありません。一人で目標を持ってコツコツ勉強し続けることは、大人でも難しいことですから、当然のことです。一緒に学習する仲間や励ましてくれる先生は、学習を始めたり続けていくためには必要な存在です。

学校以外に一緒に勉強をする仲間や先生がいる場所はどこか?と考えるとまず思いつくのが「学習塾」です。

理由3:一般的な学習塾は、不登校の子どもにとって心理的ハードルが高い

ところが、この「学習塾」に行くことは不登校の子どもにとってはいくつかの点ですごくハードルが高いのです。
私のよく知る学習塾にも、最近は不登校のお子さんが来られることが多くなってきたようなのですが、皆さんなかなか続かないそうです。
まず、不登校のお子さんは、同じ学校のお子さんに会うことをとても恐れています。そのため、塾で同じ学校の生徒に会って「あれ?久しぶり」なんて言われようものなら・・・「学校は来られないのに塾は来られるんだね」と嫌みを言われた(実際には言われていなくても)ような気持ちになってしまいます。
また、決められた曜日・決められた時間に行くことも大きなプレッシャーになります。学校に行けなくなったことで自信を失くしているため、「また体調が悪くなったらどうしよう」と思うと不安が強くなり、不安のせいで体調が悪くなる・・・という悪循環に陥ります。

追い打ちをかけるように「月謝を払っているのに」と責められると、心は完全に折れてしまいます。

【勉強方法を比較】不登校児童・生徒の学習環境メリット・デメリット一覧

さて、「不登校の子どもには昼間の塾が必要」という結論の前に、他にはどんな選択肢があるのかを見ていきたいと思います。お子さんの性格・年齢・家庭環境などによっては、「昼間の学習塾」よりも向いている学習方法があるかも知れません。

■集団指導の学習塾

 【メリット】
 高い専門性・合格実績、(個別指導と比べると)料金が安い
 【デメリット】
 同じ学校の子と会うことになる、(個別指導と比べると)指導が厳しい
 【向いている子】
 学力が高い、学校で浮きこぼれている、周囲を気にしない

■個別指導の学習塾

 【メリット】
 志望校や現状を鑑みて、自分にあったカリキュラムが組める
 【デメリット】
 同じ学校の子と会う可能性がある、曜日が決まっていて休みにくい
 先生との相性次第、(集団指導と比べると)料金が高い
 【向いている子】
 体調が安定しており決まった曜日で通塾できる、志望校・苦手科目などやりたい事が明確

■家庭教師

 【メリット】
 外出しなくて済む、自分にあったカリキュラムが組める
 【デメリット】
 (集団指導と比べると)料金が高い、曜日が決まっていて休みにくい
 親も在宅している必要がある
 【向いている子】
 親が在宅している。学習意欲があり、安定的に学習ができる。「居場所」は求めていない(別の場で確保できている場合など)
  

■通信教育や学習アプリ

 【メリット】
 外出しなくて済む、自分のペースで進められる、比較的安価
 【デメリット】
 人との関わりが無いためやる気が出にくい、疑問点の解決がしにくい
 【向いている子】
 学習習慣が確立している、親が根気強く声かけできる家庭、「居場所」は求めていない(別の場で確保できている場合など)

■オンライン家庭教師やオンライン学習塾

 【メリット】
 外出しなくて済む、自分のペースで進められる
 【デメリット】
 曜日が決まっている場合は休みにくい、画面を通してのやりとりのもどかしさがある
 【向いている子】
 学習意欲がある、「居場所」は求めていない(別の場で確保できている場合など)、家庭に一人でオンラインの学習ができるスペースがある。

■フリースクール(居場所系)

 【メリット】
 学校の友達と会わずに済む、当日欠席が理解されやすい
 学校での出席扱いを受けやすい
 【デメリット】
 教材・カリキュラムなど、学習面のサポートが無い場合がある
 【向いている子】
 居心地を重視している、学校の出席扱いを求めている

■昼間の学習塾(学習指導のあるフリースクール)

 【メリット】
 学校の友達と会わずに済む、当日欠席が理解されやすい
 学校での出席扱いを受けやすい、学習面のサポートがある
 【デメリット】
 一般的ではなく、探しにくい
 【向いている子】
 学習意欲がある、居心地を重視している、学校の出席扱いを求めている

不登校の小中学生のための学習方法比較一覧

紹介した学習方法を一覧にまとめました。価格帯は、公開されている各社サービスの「月謝」を税込で調査した結果に基づき掲載しています。価格の幅は、通塾日数や指導時間に左右されます。また、別途、施設費や教材費がかかる場合があります。

学校に行かなくなった事で「人と接すること」「外出すること」が少なくなってしまった不登校児童・生徒にとって、
・学校の友達と会う可能性があるかどうか
・曜日が固定されているかどうか

・学習内容がわからない(難しい)
などの心理的な負担感に影響する要素をどう捉えるかは特に個人差が出る部分だと思います。これらを「心理的安全性」と表現し、負担感が少ないものを「高」、ハードルとなるものの数が多いものを「低」として見える化した点がこの比較一覧の特徴です。

なぜ「昼間の学習塾」が不登校の小中学生に最もオススメなのか?

さて、先ほどの一覧表を見ると「昼間の学習塾」は
・学習の遅れを取り戻すために、自分に合ったカリキュラムで勉強したい
・家から出る機会を持ちたい
・家族以外の人との接点を持ちたい
・学校の友達には会いたくない
・せっかく勉強をするなら、学校の出席扱いにしたい
・急な遅刻や欠席に柔軟に対応して欲しい
・厳しい指導や質問しにくい雰囲気は避けたい

これらの全ての要件を満たしています。更に、住んでいる地域によっては、通所型のフリースクールに通う児童生徒のための補助金を申請できる可能性もあり、費用の負担も抑えることができるかもしれません

これら全ての条件を満たしている「昼間の学習塾」での学習は不登校のお子さんにはぜひオススメしたい学習方法です。

学校に行けなくなり始めたばかりの、気分の落ち込みの激しい時期には「勉強をしない」「家庭内で学習をする」ことが選択肢になると思います。でも「このままではまずい」と、お子さんの方にも前向きな気持ちが出てきたら、ぜひ、このような観点で学習できる場を探してみてください。

我が子に合う「昼間の学習塾」の探し方・4つのアプローチ

さて、ここまで「昼間の学習塾」という聞いたことも無いような言葉を連呼してしまいました。でも、実はこの言葉、「不登校×昼間の塾」という言葉でそれなりのボリュームで検索されているのです。実際には「昼間の学習塾」というサービスが明確に存在しているわけではありませんので、探し方には少しコツが必要です。そこで、探し方のコツを紹介します。

①個別指導塾の「不登校対策コース」を探す

最近では、特に個別指導塾を中心に昼間でも通えるコースを設置している場合もあるようです。お近くの塾にそのようなコースが無いか調べてみると良いでしょう。「キズキ共育塾」などが代表的な例です。

ただ、「キズキ共育塾」のように全教室に対策コースがあるのはまだ少数派で、全国展開している塾でも、対応している校舎が限られている場合などもありますので、webで調べただけではわからないかもしれません。

また、個人で開業されている塾が、こうしたコースを設置している場合もあります。そのため、webページで探す場合には、ある程度目星をつけて、検討している校舎のwebページを個別に確認してみる探し方がオススメです。

②「未来地図」「ツナグバ」「あした研究室」で学習支援に強いフリースクールを探す

「未来地図」のフリースクール情報

「未来地図」は不登校の子を持つ保護者が運営するサイトです。そのため、特定のサービスに偏ることなく、情報が提供されているという安心感があります。地域別に、どのようなフリースクールがあるのかまとめて探す際にオススメです。
地域で絞って、目当てのスクールの「詳細」を開いて内容を確認すると、学習に強いフリースクールなのか、安心できる居場所としての機能が強めなのか、様子がわかります。

「ツナグバ」のフリースクール情報

「ツナグバ」はオンラインフリースクール「シンガク」が提供するポータルサイトですが、不登校の親子にとって役に立つコラムや情報がたくさん掲載されています。フリースクールを検索できるページでは「#受験対策」といったタグで検索できるようになっているので、学習指導に強いフリースクールが探しやすいです。

「あした研究室」のフリースクール情報

「あした研究室」はICT学習ツール「すらら」を提供する株式会社すららネットが運営するポータルサイトです。掲載されているフリースクール数は上記2つのサイトと比べると少ないですが、学習塾も掲載されているということ、また、掲載されている塾やフリースクールの多くが「すらら」を活用しているという点が特長です。
「すらら」は出席認定の実績を豊富に持つ学習ツールなので、「すらら」を導入している=出席認定がとりやすい、個別の学習カリキュラムに対応できる、と見ることができます。効率よく「昼間の学習塾」を探すためにおススメのサイトです。

③ 通信制高校の「中等部」を選択肢に入れる

不登校児童生徒の増加に伴い、通信制高校が中等部を併設するケースが増えてきました。そのため、通信制高校の「中等部」も「昼間の学習塾」の有力な候補になります。通信制高校の「中等部」を活用する場合は、以下のような点に注目しながら探すと良いでしょう。
・同世代の生徒がいるか?高校生に囲まれて萎縮するような事はないか?
・受験や、他の通信制高校への進学なども選択できるか?
・面談・保護者会・他の保護者との交流などの機会があるか?
・学習指導要領に沿った学習ができるようになっているか?

・学習ツールはどのようなものを使っているか?(動画・アプリ・紙教材)
小中学生と高校生で特にニーズに違いが出やすい部分が上記です。また、こうした内容を重視するかどうかも各家庭それぞれだと思います。
これらについて、小中学生と高校生、それぞれの年代にあった対応がどのように行われているかを確認しておくと安心です。

港区六本木のコクーンアカデミアも、心に寄り添う「昼間の学習塾」です

さて、「不登校の小中学生のために昼間の、ゆるい学習塾があればいいのに」というのは、不登校の子を持つ親として、ほかでもない、私自身が感じた思いでした。
「ゆるい」というのがポイントで、心が弱っている子どもにとって、切れ味鋭い教師が授業をし、受験を目指して志の高い仲間と切磋琢磨し、宿題が出され、その実施状況を緻密にチェックされる「ちゃんとした塾」は敷居が高すぎるのです。

その「あればいいのに」を作ってしまおうという発想で開校したのがコクーンアカデミアです。「昼間のゆるい学習塾」というサービス分野は存在していないため、わかりやすさ重視で「フリースクール」を名乗っています。この分野がもう少し拡大し、不登校の子ども達が学習を諦めなくてよくなるような環境を作りたい、と心から願っています。


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監修者 峰嶋 聡子

コクーンアカデミア代表/株式会社スタディラボ上席執行役員/首都圏大手学習塾にて中学受験算数指導15年/一般財団法人日本アンガーマネジメント協会認定 アンガーマネジメントコンサルタント®/不登校の娘を持つ母/学習塾のノウハウと不登校保護者の視点を組合わせたフリースクールを創業

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